鰐乗り
グレッグ・イーガンの「ビット・プレイヤー」収録の「鰐乗り」読んだ!
恒星間をデータとして旅する夫婦の話。
クライマックスで夫婦愛が描かれていてよかった。感動的。SF的展開がゴリゴリで売りなんだろうけど、淡々とした描写ながら心の動きもきちんと描かれていて好感。
真似できないなあ。
作者は数学博士かあ。そりゃ賢いわ。理系人間なのに小説書けるとか、SF書きはスーパーサイヤ人。
ところで、なんでタイトル「鰐乗り」なんだろう。
なにか理解に教養を必要とする由来があるんだろうけど、全く見当もつかない。
ううん。感想がTwitterレベルだな。Twitterしろって感じだ。
SFって、設定で読ませるところがある。でも、小説は設定じゃない。それなのに、その設定を読ませているところがすごい。SFをいっぱい読めば、ストーリーに設定を組み込んで読ませるという技術が盗めるんじゃないか、と思った。
苦行でありつつ、わりと楽しんで読めている気がする。そりゃあ、アホな少女漫画のほうが面白いけどさ。知的な面白さに向いてない、ミーハーな人間だけどさ。でも難しい小説もこれはこれで面白さがあると思う。
美術館とかさ、向いてないけど、行ったら行ったで楽しめるというか、なんかそんな感じだ。